宝剣岳(2931m)〜三ノ沢岳(2846.5m)
H17年8月20日〜21日
参加        4名
中央アルプス唯一の独立峰であり2番目の規模を誇る広大なお花畑を擁する三ノ沢岳はいつかは行ってみたい山でした。(1番の花畑は南駒ケ岳、擂鉢窪)
久々の中央アルプスは宝剣岳から三ノ沢岳、夏の花は遅いけれど小さな秋見〜つけた!だったらうれしいなァ〜〜〜!
と言う訳で早朝奈良を出発します。

1日目 奈良〜駒ヶ根バスセンター〜しらび平〜千畳敷駅〜乗越浄土〜頂上山荘テント場 
(歩行約1時間 千畳敷駅〜テント場)
数日前の天気予報は降水確率70%、この数値が変わらなければ中止だったのですが、前日の予報は40%に回復で前夜20時頃に実施します!になり、少々あわてて準備、食料は途中で調達するとして装備の忘れ物はタブーですのでチェック、パッキングします。
途中高速でかなり激しい雨になり、気分はしぼみがち・・・
外は雨でもさすがいつも話題豊富で楽しい山の家リーダーのこと、雨を吹っ飛ばすかのように車内では次々に話の花が咲きます。駒ヶ根ICをおり夕食の買物をしてバスセンターに向かいます。
バスはすぐ乗れましたがロープウェイは30分待ちです。(しらび平14時頃のロープウェイ乗車)
ハイカーや学校関係の行事か子供達も大勢待っています。高低差950mをわずか7分30秒で一気に2611mの地点まで運んでくれるというのですから、ありがたいことこの上ないです。当初の計画ではロープウェイを利用せずこの真下にある登山道を直登だったのですから。

先輩にお聞きしたら「這ってあがったけどあんなところ2度とのぼりたくない」とのことで私もかなりビビッていました。ロープウェイから下を見るととてもこの直下を歩くなんて考えられない〜〜〜。急峻な岩壁がいくつも立ちはだかっているのです。この件に関しては計画変更大歓迎!でした。

楽々到着した千畳敷駅では薄日もさしてカールのお花畑が見てとれるのですが、上方は暗雲とガスで不安定な空です。トウヤクリンドウやトリカブト、アキノキリンソウなどが秋の訪れを告げています。

乗越浄土へは花畑の中を行きます。聞きしに勝るお花畑は色とりどりに咲き乱れています。人も咲き乱れています???(雨具の花が)
グンナイフウロとトリカブトの紫が目に鮮やかで、レースフラワーを思わせる繊細なシラネセンキュウ、エゾシオガマ、イワギキョウ、ウメバチソウ、ウサギギク、ミヤマホツツジ・・・図鑑の中に飛び込んだようです。

乗越の直前で雨が落ちてきて風もきつくなり宝剣小屋のひさしを借りて雨具を着けますが、雨足はだんだんひどくなり外に出るにはかなり気合を入れないと出られません。リーダーに続いてエイッとばかり飛び出します。

中岳の巻きは少し危険個所ありです。濡れているので慎重に通過し、小雨の中テント設営します。テントの中に入ればこっちのもの、ビール、焼酎、お鍋を囲んでよく飲み、よく喋りました。今回はハーレム山行?かしまし山行?
千畳敷駅 14:35出発 テント場 15:40
2日目 テント場〜中岳〜宝剣岳〜三ノ沢岳〜極楽平〜千畳敷駅 (歩行約6時間)
夜中も雨と強風でテントがパタパタ煽られていましたが朝(3時20分)には雨は一応止んで真っ白です。小屋のトイレに立つと帰るのに道も自分のテントも識別出来ないくらいです。
朝食を済ませて夜が明けるのを待ってテント撤収し出発します。
宝剣岳は個人的には好きですが、テント装備を持っての通過で多分リーダーは大変な気の使いようだったと思います。三点確保はもちろんのこと手の位置、足の運び、鎖に頼らない、など細かく指導していただきました。今回はガスの宝剣で幸か不幸か何も見えません。

宝剣を通過して極楽平と三ノ沢岳分岐にザックをデポして三の沢をピストンします。

ケルンの多い広大な斜面は高山植物のカーペットです。(夏の花はやや遅いですが)ハイマツの海を横切りいくつかの巻き道をこなして花畑を行くルンルン〜♪ランラン〜のコースです。アップダウンはいくつかありますが展望の良い稜線歩きが満喫出来るお勧めコースです。
相変わらずのガスと時々小雨で展望は効かず、ガイドブックによる空木岳、檜尾岳、宝剣から駒ケ岳、木曽谷を隔てて御岳山から乗鞍、槍、穂高まで望めるというその図は頭で考えてもまったく迫力ありません。
三の沢カールはチングルマの綿毛がきれいな風車になり大群落を作っています。
花は終わっていますがハクサンイチゲやシャクナゲ、ミヤマダイコンソウなどその時期にはさぞ見事な花盛りであったことが充分うかがえます。

山頂直下はこの上ないお花畑、小雨、ガスであまりカメラを出したくなかったのですが、ここではもう出さずにはいられません。リーダーにカメラタイムをお願いし、優しいリーダーの「時間ゆっくりあるからエエよ〜」のお言葉に3人が思い思いのお花撮影に興じます。
素晴らしいお花畑です。素晴らしいお花=素晴らしい写真とは限らないのが素人の悲しさ・・・でもカメラで及ばない分はしっかり目とハートに!

展望と花畑の三ノ沢岳です。ここからドーンと大きい空木岳を見たかったと言うリーダーの願いも叶わず何も見えません。
帰りも同じような天候でした。デポしたザックを回収し極楽平へと下りロープウェイ駅へ、駅に近づくにつれマイクを使ってのロープウェイの案内が山中に響き渡りあまりうれしくありません。
3000m近い高山ではあまり耳にしたくないマイクと感じるは私だけでしょうか?
夏の花盛り、晴天の下、絶対にもう一度チャレンジしたいコースの一つです。
ほんのり紅いナナカマドに小さな秋を見つけ、私の夏山も終わりに近づいたようです。

テント場 5:00→宝剣岳 5:50→三ノ沢岳 8:25→千畳敷駅 11:00 歩行約6時間
★コースタイムを記したメモが雨に濡れて読めませんのでおおまかです。


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